平成18年は所得税の大増税が・・・
来年の税制改正の目玉はなんと言っても所得税の改正です。というのも、来年は定率減税が廃止されるとともに、所得税から住民税へ税源委譲しなければならない年になるため、政府税制調査会は抜本的な所得税の改正を狙っています。21日に示された報告書によると、どうやら増税オンパレードのようです。
(龍前 篤司, 6/24)
政府税制調査会は6月21日に、今までの議論を踏まえた「個人所得税に関する論点整理」という報告書を発表しました。その内容をまとめると以下のとおりとなります。
<所得の種類と税負担のあり方>
(1)給与所得〜給与所得者控除の見直しが課題となる。
(2)退職所得〜短期間勤務に対しても1/2課税は行き過ぎであり、見直すべし
(3)事業所得〜必要経費を実額控除するのは正しい記帳を前提とすべき
(4)譲渡所得〜土地や株式等以外の資産に係る譲渡所得も分離課税に
(5)不動産所得〜独立の所得区分としては廃止すべし
(6)一時所得〜雑所得に統合
(7)雑所得〜公的年金については独立の所得区分とすべし
<金融所得課税の一体化>
(1)様々な金融所得間の課税方式の均衡化、損益通算の範囲拡大、
(2)金融番号制度という名の納税者番号制度の導入は不可欠
<世帯構成と税負担のあり方>
(1)
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配偶者控除については全面的に見直す、特に所得が一定額以下の配偶者の場合、夫婦で2重に控除を享受している点を問題視している。 |
| (2) |
子育て支援との関係・税額控除方式も含めて、引き続き検討 |
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扶養控除のあり方として、年齢制限の導入も考えるべき |
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特定扶養親族に対する割増は疑問 |
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人的控除は簡素化・集約化の観点から見直しが必要 |
<課税ベースと税率構造のあり方>
(1)
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実効税率の水準〜わが国の実効税率は諸外国と比べて極めて低く、個人所得税の本来の機能の回復の観点からは、課税ベースや税率構造の見直しにより、その水準を引き上げることが今後の課題となる。 |
(2)
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課税ベース
非課税所得や各種控除のあり方を議論することが重要 |
| (3) |
税率構造 |
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地方への税源委譲を考えると10%より低い税率区分を設けるべき |
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個人住民税と合わせた最高税率が50%という水準は基本的に妥当である。 |
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実効税率の水準を引き上げるためには、最低税率の適用は場を狭めることが必要。 |
<個人住民税>
応益性を明確化しつつ、充実確保を図るべき
(1)
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所得割〜課税ベースの拡大に努めるべきである。各種所得控除について、所得税とは独立して整理合理化を図ることが望ましい。 |
| (2) |
均等割〜引き上げを図る必要がある。 |
| (3) |
税務執行面での改善〜徴収率の向上を目指した検討が必要 |
<納税環境の整備>
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納税者番号制度〜従来以上に積極的に論議する必要あり |
| (2) |
記帳義務の強化〜300万以下にも記帳義務を |
(3)
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源泉徴収〜より一層の拡大、公的年金等についても源泉で課税が終了する仕組みへの移行も検討課題に |
| (4) |
公示制度〜廃止を検討すべきである |
以上のとおり、来年の所得税は多岐にわたって改正される見込みすが、従来の減税路線から増税路線へ本格的に転換されることは確実となったようです・・・・。
超高齢化社会の到来に伴う負担増に合わせて、財政再建の要請からも「増税時代の到来は必至」のようです。税理士法人武蔵経営は来る7月6日の午後1時半より大宮ソニックシティ6Fで「大増税と人口減少時代の資産経営」をテーマに独自セミナーを実施します。多くの皆様の参加をお待ちしております。
| 日時 |
平成17年7月6日(水) |
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場所
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ソニックシティビル6階601号室 (大宮西口徒歩5分)
定員60名 |
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交通アクセスはこちら http://www.sonic-city.or.jp/access/index.html |
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参加費用 無料 |
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| 内容 |
資産経営セミナー |
タイムスケジュール |
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◇受付・挨拶◇ |
13:10〜13:40 |
| 1. |
各種金融商品の今日的な意味と望ましい分散投資法
講師:(有)埼玉プロFPオフィス 代表取締役 荻野 嘉彦 |
13:40〜14:00 |
| 2. |
新しい定期貸地方式の戦略的活用法
講師:(株)武蔵M&Aセンター 代表取締役 大河原 静雄 |
14:10〜15:00 |
| 3. |
紛争を回避できる遺言とその執行のテクニック
講師:藤木法律事務所 弁護士 藤木 孝男 |
15:20〜15:50 |
| 4. |
人口減少時代に備える資産経営改善法
講師:税理士法人武蔵経営 代表社員税理士 龍前 篤司 |
15:50〜16:40 |
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