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確定申告お疲れ様でした。
平成17年分の確定申告を無事済ますことができました。これもひとえに皆様方のご支援があればこそと感謝しております。ありがとうございました。
(龍前 篤司, 3/23)
さて、今年の確定申告では年金課税の強化、老年者控除の廃止等の増税があったために、従来は還付だった人が納付しなければならないというケースが激増しました。他には、10万円以上の青色申告控除を受けようとする場合の記帳義務が強化されたため、従来は簡易簿記で貸借対照表を作成して45万円の控除を受けていた人が、65万の控除を得るためにたいへんな苦労をするケースも増えました。
しかし、なんといっても今年の確定申告の特徴は、消費税の免税点が3000万から1000万に引き下げられたことによる新規課税事業者の激増です。
今年の確定申告は、消費税の申告をしなければならない人が激増すること、及び65万円控除を受ける人の事務量が激増することの二点により事務量が激増することが予測されていました。そのためわが武蔵経営では、例年より10日ほど早く確定申告業務を開始しました。
その結果、なんとか全ての所得税・贈与税及び個人消費税の確定申告を3月15日までに済ます事ができました。これも皆様のご協力があってこそであります。ありがとうございました。それにしても、日本人の基本的な能力の高さについては驚きます。僅か免税点を1000万円まで引き下げても複雑な消費税の申告を混乱することなくやり遂げてしまうのですから・・・。
毎年この時期に思うのですが、所得税というのは自分の生き様を最も正確に写す客観的な情報だと思います。だからこそ、私たち中小企業経営者は今年の確定申告書をみて自らの1年間の生き様を振り返るべきだと思うのです。自らの勢いと努力が欠けている年はどうしても申告が低調になりますし、頑張って働くとその成果はいつか所得税の申告書に顕れるものであります。所得税の納税で四苦八苦するくらいの生き様こそ私たち中小企業経営者にとっては望ましい姿だと思うのです。
さて、今年の確定申告で表面的に特徴的なことは前記しましたが、現時点ではそう顕著には現れていませんが、ひたひたと変化を感じさせるような今年の確定申告に潜んでいる特徴はやはり「格差拡大の怖れ」です。例えば
@バブル時代に痛んだバランスシートの快復に手間取り全く上昇気流に乗れない人、Aバブル当時の痛手がほとんどなく、新しい時代に要領よく対応している人、B新しい時代に対応できずに模索している人、等によって個人所得税のあり方は全く違っています。
また、個人資産家の格差もより広がっています。所有する不動産の場所的格差の拡大はもちろんなのですが、@昔ながら不動産中心で資産を維持しようとしている資産家と、A不動産の割合を下げてもキャッシュフローを重視して金融資産の割合を高めている資産家の所得格差も拡大しているのです。
特に、有価証券税制が特別に軽減されている平成19年12月31日までは、株式の売却益や配当なら10%という極端に低廉な課税で、汗水たらして働いた所得には最高50%の超過累進税率なのですから、格差が拡大しないはずがありません。
そして消費税が課税の中心という時代を迎えるとすれば、より「格差拡大」の傾向にドライブがかかることになるでしょう。そんな時代の到来を嘆くのは簡単ですが、「毎年の努力」こそ最も重要であることはいうまでもないことなのです。
確定申告お疲れ様でした。
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